夢は叶うよ そして夢は続くよ どこまでも

私が修行に行った時の夢は、23才以下の若手職人の登竜門である技能五輪全国大会で優勝する事。

1度目の出場は結果ダメでしたが、2回目で優勝。1つ目が叶った。

次は3つの国家検定 石材加工・石張り作業・石積み作業で1級を取る事。
26才で石材施工・29才で石張り作業・30才で石積み作業。これも叶った。

熟練技能士の技能を競う大会で名のある諸先輩方優勝する事。
31才の時、世界大会のチャンピオンに勝って優勝する事が出来た。

石工の大先輩に、「君は30代で名工になれるように目指せ」と言われ、38才でその年の最年少で現代の名工に選ばれることが出来た。

日本一を競う熟練工の大会である技能グランプリでは、3回銀メダルで悔しい思いもしたが、4度目の挑戦で金メダルをもらえた。

そして昨年秋、43才で天皇陛下拝謁させて頂き、黄綬褒章を受章させて頂けました。
大変光栄な時を頂けました。

自分が望んで歩んでいれば必ず叶う。自分で歩いたからこそ夢はかなうと信じられるようになった。

だから私はこれからも夢を見たい。

私にはまだまだ夢がある。
厳密に言えば夢が出来た。

人生の道を真っ直ぐ歩んでいたらどんどん見えてくるものがあって、見たい世界が増えてくる。
それが夢になる。

人生は苦しいけど、夢がかなうと楽しい。

だから私はまだまだ歩く。夢に向かって。