お墓つくりの流れ
どこにお墓を建てますか?
墓所には、宗教・宗派を問わない公営・民営墓地や特定の宗教宗派の方だけが利用できる寺院墓地があります。代々からの墓所があればその土地に建てますが、お持ちで無い場合建てる場所(墓所)を確保する必要があります。また、遠くにあるお墓を近くに移動したい場合、墓埋法による改葬手続きやご遺骨の移転など、お墓の建立に加えて特別な手続きが必要にもなってまいります。
谷本石材では、墓地のご案内から墓石の販売加工、工事、お墓のお引越し・リフォームまで多岐に渡り対応しております。また、日本石材産業協会の「お墓ディレクター」1級・2級所持者や全優石の「お墓相談員」がお客様の様々なご要望・ご質問にお応えしております。
現地確認
高さや広さ、土地の状態を現地に赴き確認いたします。
土地の傾斜や土質、位置など工事に関わることはもちろん、後の加工や工事のために墓地の管理者様が定める事項も確認することで作業がスムーズに進みます。
お見積もり・デザインのご検討
石の種類、加工内容、付属品や工事に関する費用を算出してお見積もりをお出しします。
また、お墓のデザインを図面でご提示いたします。
ご予算とご希望を合わせてご検討ください。お見積もりの段階では、費用はかかりませんのでじっくりと見積もりとデザインをご検討下さい。
お墓の石を選びましょう
墓石に使われる石にはいろいろな種類があります。一般的には御影石が多く使われており、中でも香川県の庵治石や兵庫県の本御影石は高級な墓石として知られています。
石の品質は様々で中には短期間でひび割れたり変色するなど不具合が生じるものもあります。
数十年後も考えて、数年でこのような劣化が起こらない石材を墓石に使用するのですが、価格を安く設定するあまり質の悪い石であるのもかまわず販売されている石があるのも現実です。
お客様にとっては数年を経た後でなければ分からないことですので、国家検定資格である技能士資格を所持する職人が在籍するなど、石に関する知識や加工・施工技術に優れた石材店にご相談されることをおすすめします。建立の後も永いお付き合いになりますのでアフターサービスがしっかりとしていることも大事ですね。当店では、石材加工1級技能士(厚生労働大臣認定国家資格)やお墓に関する有資格者がお墓や石のご説明や現地のご案内など、ご満足いただけるお墓作りをお手伝いいたします。
石の選び方
石は材質や等級によってその性質が変わりますが、半永久的に風雨に耐え、短期間で変色や劣化しないものを選ぶことが大切です。
色は、黒、白、青、赤、緑、灰など様々で、地域によって好まれる石種も様々です。
見た目では傷やムラがなくきめが細かいもの、また、水を吸いにくいことも良質な石の条件です。石の選択に当っては、当社では石のサンプルを掲示しながらお客様に分かりやすく丁寧にご説明させていただきます。また、ご一緒に墓地を回って実物を見ながらお話させていただきます。
庵治石
大島石
天山石
デザイン、文字、付属品を決めましょう
お墓の形には和墓、洋墓、オリジナル墓があります。
和墓 : 仏舎利塔や五輪塔を簡略にしたものといわれており、最も一般的な形のお墓です。竿石、上台石、中台石、芝石の4段構成です。
洋墓 : デザインは様々で高さが低いので明るい雰囲気があります。好きな絵柄や文字を刻むことが出来ます。
オリジナル墓 : 故人の個性を表現してユニークな形のものが造られます。
お墓の文字は、現在、○○家、○○之墓、○○家累代の墓と刻まれているのが一般的です。宗旨、宗教により、浄土宗・浄土真宗では「南無阿弥陀仏」、日蓮宗では「南無妙法蓮華経」、神道では「○○家之奥津城」と彫刻します。寺院墓地の場合、正面の文字が決まっている場合がありますので事前に確認をお願いいたします。間違いの無いよう彫刻するために、戒名などは書き写さずに位牌を直接お見せいただくと安心です。
書体は様々ですが、重々しさを考慮すると、楷書体、行書体、草書体、隷書体なります。もちろん、書家の方や個人、ご家族が書かれた文字を彫ることも出来ます。
墓石があればお墓として成り立つのですが、それだけでは寂しいので付属品がございます(もちろん、それぞれに意味がございます)
付属品 : 花立、香炉、塔婆立て、燈篭、玉砂利、手水鉢、物置台など
浄土真宗では塔婆立ては設けません。
ご契約
墓石が決まり、文字やお墓のデザインが決まりましたらいよいよご契約です。
必ず、ご注文事項が書かれた契約書をお受け取りください。
施工中・後の無用なトラブルを避けるために必ず契約書は取り交わしてください。
完成時の確認にも大切な書類です。
文字や家紋は重要な部分ですので、ご契約時に再度、ご確認なさってください。
墓石の加工と墓地の基礎工事
原石の加工
まず、原石から指定の寸法に切り出し、磨いて光沢を出します。次に、砂を石に吹き付けて文字を刻みます。宗教宗派によって、また、墓地によって文字が指定されている場合がありますので、詳しくは石材店にご相談下さい。
基礎工事
工事は当社の職人が責任を持って施工いたします。
基礎は、完成後には見えなくなるところですが、お墓を支える上で一番大切な部分ですので鉄筋を入れて地盤の強度を増します。その上で、お墓の足元を囲う巻き石を施工し墓石を乗せますが、墓石の重さで巻き石が開かないようにコーナーごとにL字金具を使用し固定します。地震や台風での倒壊を防ぐために巻き石の据付には専用のボンドやコーキングを使用し固定します。
工事は見学できますのでお申し付け下さい。
完成確認
お見積書に従い施工をご確認いただきます。
開眼供養
完成後、ご親族、また、お寺様と日にちを合わせていただき開眼法要を行います。
わが社では開眼法要のお手伝いは原則として無料でさせていただいております(遠隔地の場合や法要の状況などで別途実費ご負担いただく場合もございます)。
入魂式、魂入れとも申します。開眼供養は当社でお手伝いさせていただきますので、日にちやお時間をお知らせ下さい。
アフターケア
お墓は建ててからが本当のお付き合い。
追加彫やクリーニング、付属品の追加、お墓の引越しなどお気軽にご相談下さい。
お墓のクリーニング:石本来の色艶を取り戻したいときに、汚れを取りたいときに
追加彫:戒名や家紋などを石に追加彫したいときに
その他:お墓の引越し、玉砂利の入れ替え、各種改修工事など。他社で建立されたお墓もお任せ下さい。