さざれ石 台石製作 石職人のこだわり 続き

前回の続きになってます。ご興味のある方はこちらからお願いします。https://tanimotosekizai.co.jp/archives/post-931/

私のわがままな申し入れを聞き入れて頂けるようになり、ほっとしたのは束の間で、次の試練は鹿島宮に納めさせていただいて違和感のない、そしていつまでも祀って頂く為に、意味のあるものを作りたい。そのデザインを考える。これが一番何よりも難しい。

さざれ石から連想できることを考え、言葉にし、そこから作品名をまず決めました。

作品名 「悠久」

何度もスケッチを繰り返し、イメージが伝わりやすいように、実物の5分の1サイズ程の粘土の模型を作成しました。

お金じゃない。触ってみたくなるもの。じっくり見てみたくなるもの。興味がわくもの。喜んでもらえるもの。

もーめっちゃくちゃドキドキ!!(笑)気に入って頂けなかったらどうしよう・・・、がっかりさせてしまったらどうしよう・・・不安がぐるぐると頭の中を駆け巡りましたが、納得して頂けるものを出来るまでチャレンジしたらいい!と自分に言い聞かせて行きました。

模型に布をかけてすぐには見えないように(笑)いざ!!プレゼン!!!

作品名の説明、私のイメージをお伝えしてから布を外しました。

作品名、模型、共に一髪OK!!を頂きました。

長い長い歳月の中で作りだされた 時の流れを3本の川で表現し、形は職人の「手」でしか出来ない形、左右非対称。四角だと機械で切って機械で磨ける。丸でも同じ。ろくろの様な機械で回しながら切って磨ける。一番手間のかかる形。せっかくさせていただくのだから、職人の意志とプライドをかけた、玄人が見ても分かる、真似されない形。

実際にもっていった模型はこちら↓

  

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