石燈籠の火袋が完成しました
前回の続きです。熊本県の神社にある石燈籠が、2016年に起きた地震により倒壊し、石が割れてしまったので新しくするという事で、今回熊本県の石屋さんから8個の火袋の依頼を頂いていました。それが先日無事完成いたしました。
6面全てに必要な所をノミ切りをします。それが終わると、角を作っていきます。
電動工具で切り込みを入れて、ノミで荒取りし額彫りをしていきます。
荒取りした面をエアービシャンで平らに仕上げます。
ビシャン面をノミ切りしていきます。
そこまで仕上げたものをボーリングで穴を開けます。
ボーリングで抜いてから中を長ノミで仕上げます。
ボーリングで穴を開けたところをノミで仕上げます。
こんな感じです。中もノミ切りで仕上げました。
額のふちも細いノミで仕上げます。
こんな感じに完成です。
反対側はこんな感じ
一度に8個もの火袋の製作はしたことが無かったため、中々大変な作業でしたが先日熊本県へ搬送致しました。
大変な作業でしたが、造っているときは無心になれるのでとても楽しかったです。
自分が作った物が手から離れるときは、安心とともに寂しさも感じます。
この様な仕事の依頼があることに、心から感謝しています。