石の積み直しをしました。
荷物の配送をしていたトラックがもみじの木にぶつかってしまい、その勢いで木が倒れかけ、木の根元に積んであった石積が押し出されて膨らんだので見に来て欲しいとのご依頼を受けました。
まずはもみじの木を元に戻さないといけません。山側の木の根元を掘って木を引っ張り起こす。なかなか根が張っていて引っ張り起こせなかったので最小限の根を切らせてもらって引っ張り起こしました。
元の位置よりも高い位置に植え直しさせていただきました。
その後はもみじが枯れないことを祈りつつ石積の修理作業に突入。
まず、写真を撮って石を解体。数が少ないので番号を振らなくてもOK。そのまま2段石を下ろし、石を押してる土をどけて元の場所に石を積みなおす。
昔は石を積んで後ろに石を詰めてあったと思いますが、今は補強でセメントを入れました。
そして最小限にすきまに目地を入れて石積完成。
斜面も土を入れて締め固めて復旧。
そしてお客様の要望で崩れた土の上に杉苔張り付けて完成。苔が枯れないように、毎日お施主様が水やり頑張りますとおっしゃられていました。
小松石(安山岩)でカエルの彫刻を制作しました。
お寺様の奥様のご依頼で、石でカエルを作ってほしいとのご要望を頂きました。
カエルは初挑戦のため、いろいろな角度の画像を出してカエルといっぱいにらめっこ。
石種は小松石(安山岩)神奈川県真鶴で採れる関東の最高級石材です。
蓮の上で休憩しているカエルをイメージして作ることにしました。
作るからには少しでもリアルに作りたかったので、時間をかけて家族にも従業員さんにも見てもらいながら、何度も石とにらめっこして作っていきました。
彫刻は難しい。硬いものを柔らかく見せるところとか。でも楽しい。楽しいから作れる。
お寺様に納めたカエルちゃん。この先もずっとお寺を見守ってくれることを願います。
また次の挑戦に向かいます。