三重県の石造美術品

先日、妻と三重県の浦村まで牡蛎を食べに行ってきました。ここ数年、浦村まで牡蛎を食べに行くことが楽しみになっています。

浦村のかきたろうさんです。

こちらの牡蛎は、まず身が大きいのと、ぷりぷり感が半端ないです。それと一番は、臭みがなくてとても食べやすいです。牡蛎が苦手な方も、こちらの牡蛎なら食べられるんじゃないかなと思います。

それと、牡蛎小屋の中では、メニューも豊富だと思います。

今年もとてもおいしかったです。またシーズン中に何度か行きたいと思っています。

その帰りに、今回のブログタイトル通り、石造美術を見てきました。

ずっと行きたいと思いながら、やっと見に行けました。本で偶然見つけた経塚郡です。

本によれば、伊勢湾台風によって木が倒れ、偶然現れた経塚郡らしいです。建ってるもののほとんどは、番号が刻まれているので、台風以降に作られたレプリカだと推測します。

しかし、色々な形があり、見ごたえがあります。復元を指導された先生、また復元された石工さんも大変素晴らしいと思います。

平安の年号があるものもあり、本当にその昔にこれだけの色々な形がこの地にまとまって建てられたのか、とても興味深いです。

家紋・正面字を手彫り(コンプレッサー)

伊賀市猪田のお客様のお墓を作らせて頂きました。

五輪塔と代々墓、御先祖様のお墓の整理などをご依頼いただきました。

ちょっと、家紋・正面字を手彫りしてみようと、サンドブラストで彫ってから、その後彫った面のぼこぼこをエアーツールで丁寧に平らに仕上げていきました。

    
サンドブラスト仕上げ    コンプレッサー仕上げ

写真が悪くて分かりにくいですね。石粉がカメラをすぐにダメにしてしますのが悩みです。

こちらが道具です。刃先の太さを変えて使います。

正面字も手彫りです。

くっきり、はっきり見えて、字が浮き出て見えます。作業時間はだいたい通常の6倍程かかりました。

すこしでも綺麗に仕上げようと頑張りました。写真が悔しいです。いいカメラ買おっかな?

谷本石材の丁場跡を歩いてきました

今から60年以上前まで、谷本石材が採石していた石の丁場を歩いてきました。

谷本石材の工場から山に向かって500m程歩いたところにあります。

谷本石材の初代貞次郎さん、2代目傳三さん、3代目の九一さんまでのころが盛んに採石されていました。石ぞりに石を乗せて牛に引かせて運び出したと聞いています。流通が良くなった事と、危険が伴う事が多いので、昭和30年頃に閉山しました。

時代の流れとともに、様々な事が変化していきます。私がこの世界に入って23年の間にもかなり変化しました。これから先も、どんどん変化していくのでしょう。

時代の変化に取り残されないように、負けないように、私達も変化し、日々を過ごしていきたいと思います。

三重県名張市にある石の文化財(五輪塔)

三重県名張市で最も古い五輪塔。これは赤目町丈六寺にあります。

昔に撮られた写真(川勝先生の本?)には水輪がきちんと残ってていたように思いますが、何十年かの間で傷んでいたところが取れて紛失しているようです。

地輪も火輪も損傷が激しく、大きく欠けているところがあります。

欠けていない所を見える方向にしてありますが、このままではどんどん形が無くなってしまいます。何とか未来に残せるように、考えていかないといけないと思います。

早くどうにかしたいな・・・。